wafのユニットテストモジュールの改良
前回wafの紹介記事を書きましたが、あれからいくつかバージョンアップがあって、それに伴ってユニットテストモジュールの仕様が結構変わりました。変わったといいますか、かなり改悪されたように思います。
- --alltestオプションが常にTrueになるようになった(オプションは存在するが、デフォルトでTrueで指定してもTrueで、Falseにする術がなくなった。バグとしか思えない)
- サマリ表示でエラーの詳細がでなくなった
ちょっとこのまま使っていくには厳しい状況です。それに加えて、ユニットテストをコンパイル・実行しないというオプションがかねてから欲しいと思っていたので(ユニットテストライブラリがない環境でもインストールはできて欲しいものです)、これを機に自作することにしました。拡張しやすいこともwafのメリットなので、作業はとてもスムーズに進みました。
http://github.com/tanakh/waf-unittest
というわけで、作ったものをgithubに公開しました。
waf組み込みのユニットテストモジュールとの違いは、
- デフォルトではユニットテストをコンパイル・実行しない
- サマリの自動表示(add_post_funいらず)
- エラー詳細の表示
- gtestの組み込みサポート(オートチェック・オートリンク)
- 特定のテストだけ実行する機能
などです。詳しくはgithubのREADMEをご覧ください。