マニラ戦記

10月25日から28日にかけて東京大学Makegumiチームのコーチとしてマニラに行ってきました。その時の記録と感想を場外からの無責任な視点で文章におこしてみました。ちなみに、問題と結果は http://www.math.admu.edu.ph/~raf/acm/index.htm にありますので、あわせて見てもらうと良いかもしれません。コーチ視点でICPCに参加したのは初めてなので、なかなか貴重な経験でした。横浜大会ももう明日に迫っていますが、Makegumiほか参加者の皆さんは頑張ってください。打倒SJTUですよ。

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10月25日

深夜、準備。朝5時半の電車で出発のため徹夜。

スーツケースをガラゴロと三田線より大手町、徒歩で東京駅、成田エクスプレス1号にて空港へ。

初めての成田空港。空港に入るときにパスポートとチケットをみせる必要が有るのに少々面食らう。関空とくらべてえらく厳重だなぁ。

あっさり気味な検査を抜け、うわさのフィリピン航空で出発。PAL(philippines always late)な割りに30分遅れぐらいで出発して、まぁこんなもんかと。

何度乗ってもあんまり楽しいものでは無い飛行機。4時間ほどで目的地付近に。「滑走路が混んでいるので、旋回して時間を稼ぎます」見たいな事を言われてげんなり。降下時には機体がグラグラゆれる。そのうえ急旋回を続ける機体に一時間近く揺さぶられ、結局5時間ぐらいでマニラに到着。

クーポンタクシーでホテルへ。タクシーの運転があまりにもアクロバティック。ゆれにゆれる。道路がめちゃくちゃ混んでいて、ホテルまで一時間ぐらいかかった。

ホテル着。いるはずのスタッフの人がおらず。とりあえずチェックイン。スタッフの人捜索。フロントで聞いてみるも要領を得ず。というか、本当にここでICPCあるのか?装飾とかなにも無い。看板とか、垂れ幕とか、普通は目立つところにあると思うのだが…。

とりあえず、ホテルにいるはずだった人とコンタクトを取るために電話をかけてみる。英語で電話するの初めてなのだが…。しかし、何度かけてもかからず。どうやら、ホテルの部屋から携帯電話へはかけられないらしい。フロントの人に隣のモールに行けばいいと聞き、モールへ。入り口で荷物検査。フィリピンは治安が良くないのかね?モール内部も全くICPCが開催される気配が無い。にっちもさっちも行かないので、公衆電話から再度コンタクトを取ってみる。しかし、またかからず。モール内部をうろうろ。再度かけてみる。よく見ると*を押すと会話スタートとか書いてある。*を押すとつながった。しかし、会話時間が1分しかない。1分7ペソ、もう小銭は無い。一分間で必死にこちらの状況を伝えたが、ホテルに到着したということを伝えたぐらいで時間切れ。話の途中で切れてしまった。小銭を作るためにホテルのフロントに再度向かう。ホテルのフロントで両替してもらおうとしていると、Tokyoがどうのと言っている人が。話してみるとなんとICPCスタッフの人だった。どうやらさっきの電話で来てくれたらしい。でも、電話の人と違って男の人なんだけど…。今日と明日以降どうすれば良いのかを聞いて別れる。結局、この日は何もすることが無いとわかった。翌日はホテルの4階でイベントがあるらしい。ちょっと全くそういう雰囲気が無いんだけど。せめて案内板を出しておいて欲しい。そして、チームに案内のスタッフも付かないらしい。なんかちょっと今年は酷いんではなかろうか?

というわけで、ひとまずは安心。夕食を食べにまた隣のモールへ。一階のフードコートにて。臭いがとてつもない…。とても食べ物のにおいとは思えない臭気が漂っていた。私はマクドナルドに逃げ。他の三人は怪しげな料理をチョイス。あまりにもおいしそうに見えない…。とにかくいろいろと甘いらしい。私が食べたMcRiceBurgerもそんなにおいしい食べ物ではなかった。てりやきバーガーのパンをご飯に変えたようなものだったのだが、たれがアジアンテイストになっているらしく、どうもこれが良く無い影響を及ぼしてしまっている。ちょっと香りがきつかった。

この日はあとインターネットに繋いだり、アドホックネットワークを作ったりして終了。インターネットは意外と速かった。

10月26日

この日はレジストレーションと開会式とプラクティスセッション。予定スカスカ。朝ごはんを食べてレジストレーションに向かう。朝ごはんはいたって普通のホテルの朝食だった。

4階に行くと、非常に質素なACM-ICPCと書かれた看板がおいてあって、レジストレーションの受付があった。頑張ってレジストレーション。証明書の類が用意できていないことを伝えないといけない。TOEFL15X点の英語の実力でえっちらおっちらやり取りをするも、相手の言っていることの理解できないこと理解できないこと。一朝一夕で英語を聞き取れるようになるものではない。それでもなんとか無事に手続きは終了した。レジストレーションで食券をもらったのでお品書きを見る。Dinner - McDonald's … え…

開会式。良く分からない挨拶に続いて、今大会の参加チームの読み上げが行われた。University of 何とか。University of 何とか。が続いてようやくUniversity of Tokyo。心なしか拍手が大きいような気がした。みんな東大が毎年荒らしにきているのを知っているのかな?というわけで、とくに問題はなく開会式は終了。

昼食、Shakey'sなるところへ。フードコートをうろうろして発見。ピザ屋らしい。料理はプリオーダーらしいので、チケットを渡してしばし待つ。パスタ+チキン+パンのようなプレートが出てきた。量が結構少なめでかなり侘しい。まぁ、私はそんなに食べるほうではないので、問題なく終了。

ラクティスセッション。同じくマニラに来ていた埼玉大の人と合流。コーチは何もすることが無いので、隣のバーで休憩。眠かったのでずっと寝ていた。プラクティスセッション終了。入り口付近でスタッフらしき人がひたすら明日のための風船を膨らましていた。ヘリウムじゃなくて普通の空気で膨らませているのに驚く。なんか、つっかえ棒みたいなので、風船を立てるらしい。ときにここのスタッフは、スタッフ同士でだべってばかりで、少しも参加者の面倒は見てくれない。

コーチミーティング。何をするか全く分からなかったのだが、入ってみると何のことは無い、コーチの自己紹介だった。正直英語でスピーチをするのは全くの初めてだったのだが、順番になるまでひたすらしゃべることを考えて何とか乗り切る。本当に乗り切れたかどうかは疑問。looser group 負け組みのコーチですよ、うほうほ。ぐらいしか多分しゃべれていない。

本日の日程終了!本当に日程すかすかだ。さて、ついにDinner McDonald'sの出番。スタッフの人も付いてくれないし、なんだか放置っぽいので、埼玉大学の人たちとディナーに行くことになった。マクドナルドで待ち合わせ。食券には2Fマクドナルドに行けと書いてあったが、2Fマクドナルドに行くと1Fにもあるマクドナルドに行けといわれたので、仕方なく1Fに。ああ、やっぱりマクドナルドだ。しかも、コンテスト関係者が全然いない。さて、ここで私たちはプリオーダー食事の恐ろしさを味わうことになるのだが…。まず出てきたのが、氷が全て融けて炭酸が抜けきったコーラ。プレートはじゅくじゅく。次に出てきたのが、完全に冷え固まったチーズバーガー。ちょっと勘弁してくれ…。最後に出てきたのは、これは作りたてのポテト。さすがにポテトが冷えるとおぞましい物になるのは店員の人も理解していたのだろうか。そのようなことで、ディナーは侘しい侘しいといいながら淡々と終わり、あまりにも時間が余っているので、ショッピングモールを見て回ることになった。まずはめぼしをつけていた本屋に。本屋で驚くべきは、そのほとんどが英語の本であるということ。タガログ語の出版物は少ないのだろうか?おそらく99%ぐらいの書籍は英語によるものだ。計算機関連の本もあさっては見たものの、あまりおもしろいものは無かった。いろいろ探していると、漫画の棚が見つかったので、少々購入した。一冊400ペソ(約1000円)とあまりにも高かったのだが、ほかに買うものも無いのでせっかくだから購入。あとはスーパーマーケットに行っていろいろ変なものを購入してこの日は終了。

10月27日

ようやく本番。ランチが10時から11時半というあまりにも早い時間設定だったので、朝食は抜きにして昼食へ。この日もShakey's。昨日と全く同じものを食べていざ本選へ。

本選。12時からスタートの予定が、12時になってもぞろぞろと入場が終わらず。非常にのんびりと入場が進んでゆく。予定より38分ほど遅れてスタート。コーチはやはり何も出来ないので、横のバーで観戦。開始早々問題がコーチにも配られたので、埼玉大のコーチの黄さんと考察を開始。A、めんどそう。B、めんどそう。C,D,E,F,G,H,I,簡単、J、英語が長い。CDEFGHIはどれもアルゴリズム一発なので、ほとんど議論する余地も無く、開始一時間ほどで議論は終了。正直簡単な問題ばかりであるなぁ。

私は問題Fが一番簡単だと思って、でも、どのチームもFを全然解かなくて、こんなの5分で書けるのになんで…、と言っていると、黄さんからなら書いてみなと言われたので、書いてみると3分で終わった…。なんでこれを解かないんだ、とかいっているうちにMakegumiがFを解いて少々安心。このあたりでMakegumiはトップになっていたのかな?CDEFG辺りがどうも本当に簡単らしく、そこら辺を正解していた。しかし、ほかに超簡単と思われた問題Iもぜんぜんどこも解かないし、たとえ問題に不備があったとしても、こんなの10分もあれば解答が作れるんだから、とっとと作ってサブミットすれば良いのに、と場外で野次を飛ばしまくっていた。問題Hもそんなに難しくないのに何で何で、と言いつつ中盤戦に突入。

Mekegumiがなかなかサブミットをしない。一体何をしているのか、と言っているうちに問題Jにサブミットがきた。問題文超長くてどこもサブミットしていない問題だ。おいおい、それの前にやることあるだろ、とつっこむ。香港のNearが追いついてきていてどきどき。Jを何度かサブミットして通し、それからそのまま問題Iを通して、再びトップに。この時点で7問。問題Bは図形でちょっとめんどいので、残りの簡単と思われるHと単に面倒なだけのAを通して9問にはなってほしい、と思いつつ終盤戦へ。

残り1時間ほど、私が順位表を投影しているマシンをF5アタックしていたら、iAcademyというところのコーチの人がもう一時間前だから順位表が凍結されていると教えてくれた。オオ、トウダイ。アナタノチームナンバーワーン?オー、グレート!とかひとしきり会話をする。ここに来て他のチームと交流したの初めてだ…。さて、もう気が気で無い。中の様子がどうなっているのか部屋の外から様子を覗いて、順位表を見て、もう行ったりきたり行ったりきたりうろうろしまくっていた。さっきのiAcademyの人が話しかけてきたので、ちょっと風船はもう運ばれないのかとか聞いたりした。その人の連れの人とも話をしたが、なんとその人は日本語を勉強しているらしく、ちょっとだけ日本語で話した。どこで日本語勉強されたのですか?ダイガクデシマシタヨー。ニホンノマンガトテモスキネー。なるほどなるほど。ところで昨日ここの一階で漫画を買ったのですよ。といってここで颯爽と昨日買った「げんしけん」を取り出す。オオスゴイネスゴイネ。とかしゃべりながら一旦別れる。

残り数分。さすがにもう何もすることが無いので、画面の前のいすに座って終了を待つ。iAcademyの人と問題について話し合う。問題の難易度について。簡単だと言うことで意見は一致。B以外の解法についてもほとんど議論の余地が無いということで終了。問題Fはちょっと数学が苦手で分からないらしかったので(分数を小数表記した時の周期を求める問題)私の書いたソースを見せてあげた。内容の解説もしようとしたのだが、英語での説明が全くうまく行かない。あうあう言っていると、OKOK、来年はワタシが日本語話すね、と気遣われる。そうこうしているうちにコンテスト終了。さて、Makegumiはいくつぐらい解いているか。

入り口は人の流れが多すぎてなかなか入れない。入り口付近でスタッフの人たちがスタッフどうしでじゃれあっていた。風船でぼこぼこ頭をたたきあって、なにやらとても楽しそうだ。私も一つ風船を拝借して持って会場の中に向かう。

さあ、何問解いたんだ?なに、7問??一体終了前一時間何をやっていたんだー、ぼこぼこぼこぼこ。どうやら問題Hはオイラー路の条件が頂点が全て連結じゃなくて辺が全て連結であると言うのを見落としていたらしい。そして、問題Aには手をつけなくて、問題Bに手を出して失敗したらしい。言わんこっちゃ無い。だから図形は怖いんだ。さあ、これでNearが8問以上解いたら負けになる。フリーズ時点ではNearは6問。埼玉は最終的に7問になったらしいけど、ペナルティーはMakegumiのほうが少ないはずなので、埼玉にまけることはとりあえずなさそう。

間髪いれずディナーに。7時から表彰式なので、あまり時間は無い。ディナーはもうマクドナルド以外に行こうかという案もあったが、あまり他の店でも変わらないように思ったので、結局マクドナルドに。昨日と同じと思いきや、少し時間が早かったせいか、コーラは少し氷が残っていて、メインディッシュがチーズバーガーからフィレオフィッシュorダブルチーズバーガーにクラスチェンジしていた。さすがに昨日と全く同じでは酷すぎると分かったのか?相変わらず淡々と食事をこなし、いろいろと今回の反省をしながら表彰会場(部屋一つしか用意していないようで、コンテスト会場と同じ)へ。

しかし、本当にこの大会は会食もパーティーも無い。はっきり言って酷いと思った。ICPCは他のチームと交流するというのもかなり大きなウエイトを占めていると思うのだが、こうまでなにも交流イベントが無いと、オンラインでコンテストを開くのと何が違うのかと思えてくる。去年はもっといろいろ名前を集めるイベントがあったりしたらしいのだが、今年は本当に何も無い。ショックだ。同じ大学が開催しているとは思えない。

さて、ようやく表彰式が始まった。前のほうにエプソンのプリンタとかが並んでいる。なるほど、あれが1位の景品か。もらったらどうやって持って帰るのだろう、といらぬ心配をしつつ話を聞き流す。今回の大会の写真のスライドショーが上映された。結構たくさん写真が取られていて、感慨深く今回の大会を振り返る。…と言ってもイベント何も無かったんだけど。日本チームの写真は結構流れていた。プラクティスセッションの時に私がだらしなく寝ている姿も放映されてしまった。ちょっと恥ずかしい…。

そうこうしているうちに順位の発表。まず、ローカル(フィリピンチーム)3位から発表。ローカル3,2,1が発表され、それから総合10位の発表。残念ながらローカルチーム1位が総合では14位だったので、かぶりはなし。ちょっとマニラサイトは海外に荒らされすぎでは無いのか。総合の発表。10位、わーっ。9位、わーっ。・・・。

4位までの発表が終わって、残りはうちと埼玉と香港のNear。嫌がおうにも緊張する。「残りの3チームは前に来てください」というわけで、前に行く。この3チームはみんな7問"以上"解きました。ああ、てことはNearが8問行ったのか。この辺でもう半分あきらめつつも、多少の希望を持ちつつ表彰を待つ。3位がNearならMakegumiの勝ちは確定。そうでなければ…。うーん。そして3位が発表される。3位、埼玉大Maximum-トマト、トメート。ああ、やはりか。まぁ、そうだよな。さあ、残りは1位か2位か。

表彰は日本の大会と違ってとても盛り上げてくる。日本の大会だとこんなに心臓に悪い発表のしかたはしないだろう。私も緊張していたが、それ以上にコンテスタントはバクバクだったのではないかと思う。そして、ついにその時が来た。さあ、どちらが優勝でしょうか?1位から発表します。1位は8問を解きました。香港大学のNearです。うわーーーっ。歓声が上がる。2位は7問を解いた、東京大学、Mekegumi。ああああ。やっぱりか。8問と言われた時点で、もう落胆に沈んだ。あまりにも残念。ここで1位になれなかったら、もう横浜サイトで他の東大チームに勝つしか無い。その厳しさが彼等にはあった。

とにもかくにも、2位ということで表彰される。ディレクターの人から、Congraturations!といわれるも、多分、向こうはこれでもうMakegumiが世界大会の切符を手に入れたと思っているんだろう。それから、写真をいっぱい取られて、Nearの表彰があって、表彰式は終了。See you at Tokyo. ああ、本当に東京で会えますように。

表彰式が終了して、Nearの人たちとひとしきり話した。Nearは去年もFateというチーム名で世界大会に出ていて、私も彼らのうち2人と会ったことがあったので、私のことを覚えているかと聞いてみたがどうやら覚えていないようだった。まぁ、私はあんまり話さなかったしなぁ。大会中気になっていたことも聞いてみた。Nearはデスノートから取ったので?そうだよー、最初ライトにしようと思ってたけど、ライト死んだからNearにしたよ。とのことだった。なるほど。ちょっとNearは賢いので、これに勝つのは難しい。Makegumiでは名前からして負けている。Makegumiはどういう意味なんですか?負けている人のことですよ!では、また東京で。いえいえうちは世界大会出られるとまだ決まったわけではないのですよ。横浜で他のチームに勝たないといかんのですよ。うーん、それはお気の毒に。頑張ってね、とこんな感じで、歓談終了。iAcademyの人もやってきて、コングラチュレーションズ。どうもありがとうございます。私たちは世界大会にいけるのでしょうか。

とりあえず、もう会場がしまってしまいそうだったので、急いで部屋を出る。まだ8時過ぎだったと思うのだけど、ちょっとあまりにも交流時間が短いのではないのか。ちょっとまだ時間が早いので、部屋に戻って反省会。何でAを解かなかったのか?Bの方が簡単に見えたからだそうで。図形ははまりどころが多いから後回しにしたほうがいいのではないかと意見を言っておいた。問題Iになかなか手をつけなかったのはクラリフィケーションで問題サイズが想定より大きく返ってきていたそうで、手をつけるに付けられなかったと。うーん。しかし、どう見ても素因数分解をするしかないんだから、その計算量で間にあうとして強引に取り掛かって欲しかった。問題Hはクラリフィケーションが大量に来て、そのたびにそれに対応しても通らなかったから、本質的な誤りに気づかなかったと。アルゴリズムに関しては議論の余地は無いのだから、何度送っても通しきって欲しかったところ。そうこう議論をしつつ解散。とりあえず、確実に解きやすい問題から手をつけるための目を養って欲しいところ。まぁ、おそらく、横浜大会はこんなに簡単な問題ばかりで無いと思うので、同じようには行かないとは思うけど。

10月28日

この日はもう帰るのみ。12時ごろには空港についていなければならないので、11時まで隣の別の巨大ショッピングモールを見るということに。その名もSMメガモール。場所は良く分からなかったが、ホテルの人に道を聞いたらなんとなく分かったので、問題なくたどり着くことが出来た。

SMメガモールはかなりでかかった。中にはたくさん店が入っていて、本屋とかゲーム屋もあった。どうやらテーマソングみたいなものがあるらしく、館内には終始、エッスエーム、エッスエーム、スーパーモーっ、みたいな音楽が流れていた。あまり時間も無かったので、早々に引き上げて、ホテルタクシーで空港に。タクシーは行きほどではないものの結構ゆれた。どうもこれ、道が悪いんでなくて、車の特性のような気がする。特に何も無いところでもすごくゆれてたので。そんなこんなで、三日間すごしたフィリピンに別れを告げた。

飛行機出発。正直もう疲れた。寝ているうちに日本に到着。なんか時々かなりゆれたような気がする。当機は現在気流の悪い場所を通過しております。20分ほどして、またぐらぐらガクガク。おわっ!?当機は現在…、の繰り返し。そんなこんなで無事帰国。お疲れ様でした。帰りの電車でもずっと寝ていた。

というわけで、今回のフィリピン遠征は負けたわけなのだが、このままではいけないので、Makegumiには横浜では是非ともSJTUを倒す勢いで頑張っていただきたい。本当に、彼らには世界大会に行って欲しいと思っている。コーチとしてはあまりアドバイスは出来なかったが、何とか勝てるようにと、影ながら祈らせてもらおう。