Fedora Core が超重い…

なんだかんだあって、ICPC世界大会にいくことになったので
それなりにちゃんと準備をすることになった。
これまではメディアセンターの貧弱な環境で細々と練習会を
やっておったのであるが、やはり世界となると待遇が違う。
湯浅研の研究室を貸してもらえることになった。
(どうでもいいが、私は4回生なのだが来年は修士じゃなくて
学部5回生なので、まだ研究室なるところに立ち入ったことが無いのだ)
コンピュータも一つ使わせてもらえることになった。


とまぁ、ここまではよい。
その使わせてもらえることになったマシンが問題なのである。
CPUはPentiumIIIのなにか。これもまぁ、今となっては極おそだが
そこまで問題になることはなかろう。
メモリが!メモリが64MBしかないのである。
6年ほど前ならこの程度が標準スペックだったし、
このマシンに最初から入っていたWindowsNTはそれなりに動いていた。
しかしそこは本番の環境と同じのFedora Core 2である。
Linuxは軽い、空いたマシンにLinuxでもいれとけ。
というのも今は昔。Linuxも進化を重ね極重OSへと変貌を遂げていたのである。
いや、全く。


64MBマシンにFedora Coreを入れた人はどれぐらいいるだろうか。
というか、ちゃんと入るんか?とすら思えてくるが。
実際のところインストールは出来た。
しかし、それは我々の想像を遥かに超えた困難の連続なのであった。


まず驚いたのが、インストール中にメモリが足らなくなる。
メモリが足らなくなるのでさっき作ったスワップを使わせろ、
とかいうダイアログが出てくるのである。
どれだけメモリを食うインストーラなのだ。


次に驚いたのがデフォルトのスワップ設定ではインストールが
途中で止まる。
というか、デフォルトではスワップ領域が実メモリの3倍(…と思う)
取られるのだが、64MBの3倍、つまり192MB用意されるので、
合計ではメモリが256MB使えるということになる。
要するにインストーラがこれ以上のメモリを要求してしまったということか。
スワップを1GBぐらいにすると何とかインストールは終わった。


そんなこんなで色々失敗しながらインストールしていたら
結局4時間ぐらいかかってしまった。
と、ここまででも充分大変だったのだが、
本当の苦労はここからである。
まず。ターミナルを立ち上げようとすると10秒ぐらい固まる。
emacsを起動しようとするとこれまた数十秒固まる。
(めちゃくちゃ小さいソース一つの)コンパイルに1分ぐらいかかる。
ブラウザを立ち上げると1分ほど待たされる。
ブラウザを起動するアイコンをクリックしても
全然応答が無いから待ってる間にターミナルを起動して
色々作業しながらさっきやっぱりクリックできてなかったんかなぁ
とか思ってるといきなりブラウザが起動したりとか。
GUIのメニューをクリックするとメニューが降りてくるまでに
5秒ぐらいかかる。
そして。
ブラウザでページを見ようとすると表示されるまでに
10分ぐらいかかる………。


もうねぇ…何の練習してるのか全然分からない。(忍耐か?)
uvaを解こうと思うと、
まず、uvaのトップページが出てくるまでに早けりゃ数分。
たいていは途中間でしか表示されないままDoneとか表示されるので
リロードが必要になる。
リロードするとまた早くても数分かかるわけで。
問題セット選んで問題見るまでに数十分。
問題解いてSubmitすると、これまた応答まで数十分。
何でページ表示するだけなのにHDDごりごりやってるんだとか
本当にイライラがつのる。


システムモニタでメモリ使用状況を見てみるとMozilla99MBとか、
もうなんじゃこりゃって感じですな。
メモリ64MBしかつんでないのに。
他のプログラムもことごとく数十MB食いつぶしてるし、
いやはやなんとも。


というわけで、こんな状況では練習時間のほとんどが待ち時間に
なってしまうので早急に何とかしたいものである。
これではメディアセンターで細々とやっていたほうが
遥かにマシ…。まともな計算機環境なだけ。